家族の絆の強いベトナムー 本人同士の愛情で解決できるか?

    「ベトナム人&日本人の国際結婚について」の懇談会開く
         社会人文大學 ガー先生の報告をのうえに  
       
                                      
  


7月15日神奈川県民センターに於て開かれた懇談会の内容はズバリ、
「ベトナム人&日本人の国際結婚」。
 ベトナム人との国際結婚を既にした、あるいはこれからする予定という
日本人にとって共通の悩みは「情報が無い!」ということ。
さらに欧米人や日本人に比べて家族の絆の強いベトナム人との結婚は
単に本人同士の愛情のみで解決できるものだろうか、両国間に結婚に対する
意識の差はあるのだろうか、などなど不安は尽きず、切実な要望に
よって実現したのが今回の会でした。
 講師はハノイ社会人文大学ベトナム語学科のNguyen Thi Bich Nga先生。

1. 恋愛と結婚は別もの!?

 先生はまず近現代の結婚観の変遷を3つの時代にわけて説明なさいました。
60年前「野菊の墓」時代
50年前「恋愛至上主義」時代
現代 「恋愛≠結婚」時代:恋愛は実用的なもの
「稼げる相手」をターゲットに愛情後回しの結婚をするカップル、
不倫カップルあいての休憩所の林立、上昇する離婚率、そんな環境の中で
ベトナムの人々は今後、結婚に何を求めてゆくのでしょうか。

2. ベトナム人女性と結婚すれば大満足まちがいなし!?

日越カップルに関しては、次のとおり。
 ベトナムの女性と結婚する場合:熱心、勤勉、貞操のベトナム人妻に
満足するだろう、家計のやりくりも上手く、将来に心配は無い。
 ベトナムの男性と結婚する場合:このことはベトナムの「家」に「入る」
ことを意味するのでかなりの覚悟を要する。勇敢で、考える力のある
人でなければ難しい。
 やはり、幸も不幸も妻の采配にかかっているらしい、ということを
先生の自信に満ちた強かな笑みの中に再度確認したのでした。
 
 
3.このようなベトナム人配偶者を日本に迎える場合は?
主体性のつよいベトナム人のこと、マニュアル処理をするには
性格、境遇も実にさまざま。
私たち日本人は時には雄弁に思考を語り、柔軟に、お互いに歩み寄る努力を
したいものです。そして彼等の居場所を、家庭はもちろん社会で、
開拓するような協力体制を持つことが必要かもしれません。

途中質疑応答を含め、3時間の講演はあっという間に過ぎ、後ろ髪を
引かれつつ会場をでたのでした。
最後に、先生とぴったり息のあった通訳をしてくださった吉江亜希子さん、
有難うございました。
                (神奈川県支部ベトナム語 講座生 I. I.)